やまない雨はない

三児(うち2人は不登校)のシングルマザーのブログ

ニコの事

初めに不登校になったのは真ん中の子、ニコ。

思い返してみると、ニコは小さい頃から繊細でした。私から離れず、いつもくっついていました。

幼稚園も登園にぐずり、私は怒りながら送ったこともよくありました。今思えば申し訳ない気持ちで一杯です。

小学校も時々行けない日がありました。そんな時、元夫は怒りました。私も夫に怒られるニコを見たくないし、夫を怒らせたくなくて、急遽職場に遅刻してまでも、何とか学校に行かせようと頑張っていました。今思えばあの時休ませてあげてたら…とも思います。

ニコは中学も休みがちになり、朝は私が車で送る回数が増えてきました。元夫は車で送る私が悪いと怒りました。でも、送らないと学校へ行けませんでした。行かないとまた、怒られます。大好きな部活にも行けなくなり、大事な時に練習に参加できなかった事で、友達ともこじれてしまいました。

そのうち、人の目を気にして近場では外出できなくなりました。

相談室登校、保健室登校は、ニコが拒否。スクールカウンセラーとは、月一回、私だけが行きました。学校に入れないニコに、学校から離れた教育研究所も紹介されました。

朝、時間をずらして学校に車で送っていたのも、本人が辛いなら一旦やめましょうとの、スクールカウンセラーからのアドバイスを受け、ニコも私も、学校と関わることがほとんど無くなりました。

ニコは数ヶ月、ずっと家の中で、休みの日に県外へ遠出するしか、外には出られませんでした。

ニコと私は一週間に一度、教育研究所でカウンセリングを受ける事になりました。

私の職場には理解してもらい、本当に助かりました。このように、柔軟な職場が増えてくれたらと思います。

全く外に出られないよりは、知っている人がいない所で1時間だけでも人と関われるのはニコにとっては良かったようでした。

私も、家庭の問題を相談できる機会が、とてもありがたかったです。話しているうちに、自分の気持ちがどんどん整理されてきていました。

正直、毎朝学校へ送っていた時は、時間的にも精神的にも、とても大変でした。
ニコは学校へ行かない事を決めると、私が仕事のお昼休憩で家に帰った時に、ご飯を用意してくれていたり、洗濯物が干されていたり、本当に助かりました。

この調子で、カウンセリングを受けつつ、教育研究所内の少人数の授業に参加できたら良いなと思っていたけれど、ニコはまだ拒否していました。